【レビュー】『金哲彦の「ウォーキング&スローラン」』 金哲彦著 [生活の知恵]
「体幹」ランニング (MouRa) コアトレーニング ボディコア 体感
体幹ランニングは体質改善に効果的!羽が生えたように動きが軽くなる!
ランニングのコーチとして有名な著者による本「金哲彦の体幹ランニング」で紹介されているトレーニングを実践してみて、ランニングフォームの改善によるひざの故障の予防効果があったので、同じく「体幹トレーニング」を軸に、ランニングだけでなく通勤時間やオフィスでのトレーニング方法も解説している「ウォーキング&スローラン」を手にとってみました。
本書は運動にコンプレックスのある人や体力のなさを痛感している大人を対象にしています。体の問題点に気づくと同時に、特に正しい「姿勢」を常に心がけることによって、最終的に走りのフォームの改善につなげるという内容となっています。イラストや写真でやるべきことがイメージしやすいため、「自分もやってみよう!」という気分になります。
著書の本では必ず強調されている体幹を意識したトレーニングを中心に解説されており、本書では姿勢を改善する着目点として以下の3つが挙げられています。
① お腹(丹田を意識)
② 背中(肩甲骨を軽く引く)
③ 腰(骨盤を前傾させる)
通勤時やオフィスワークにおける姿勢改善のための具体的なストレッチや体操といった事例がたくさん紹介されており、肩こりや運動不足に悩む現代人にとって、この部分だけでも読む価値があると思います。自分もこの本に影響されて、普段から正しい姿勢をとっているか折にふれて意識するようになりました。
体幹を意識すると、ランニングだけでなく、水泳においても「スーッ」と力を入れずに浮くフォームに変わりました。泳ぎに無駄な力が入らなくなった効果があるようです。体幹を意識すると、生活のいろいろな場面で役に立つと思います。
金哲彦の体幹ランニング
< メ モ >
・自分のカラダの弱点に気づく ~美しく立つことから始める~
効果:肩こりの解消、階段を上っても疲れない、猫背がなおる
・姿勢のチェックポイント
1.左右の足で均等に大地に立つ
2.骨盤を前傾させて背筋をピンと伸ばす
3.丹田を意識して重心を安定させる
→丹田には物理的に力を入れるのではなく、この位置を頭に思い浮かべて
「ここに力が集まっている」と意識する
4.肩甲骨を引き、威風堂々と立つ
5.いつでも肩をリラックス
・コア(体幹)ウォーキング
→全身、とくに肩から腰にかけての胴体部(体幹)を使うダイナミックな歩き方
「おなか、背中、腰」の3つを意識して歩く。
・正しい走りとは? →正しい「歩き」と同じ
肩を引くと腰が自然と前に出て、つられて脚も前に出る。
・走りは脳や心にも効く ココロにも効く
精神だけでなく、肉体にも負担をかけることで、ココロとカラダのバランスがとれ、互いのストレスを打ち消す。
HK体幹ランニング 体幹ランニング動画 体幹筋は体を支える基礎となる。
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ランニング初心者やこれからランニングを始めてみたい!という方におすすめの本。いちどはジョギングにチャレンジしてみたものの、膝が痛くなってやめてしまったようなケースにも役に立つトレーニング方法です。