リバーサルフィルム:RDとKR [鉄道関連]
鉄道を熱心に撮影していた頃、当初は写真屋さんで印画紙に焼くタイプのネガフィルムを使っていました。
その後、雑誌で使われている写真やプロの写真では、スライドで使われる「リバーサルフィルム」が使われることを知りました。
試しに購入して撮影してプロジェクターに映してみたところ、プリントするよりずっときれいな画質が気に入って、以後はスライドに切り替えました。
当時はお金がなかったので、リバーサルフィルムの中でも一番お手軽価格のフジクローム「RD」を使っていました。 本当はフジクローム・プロ「RDP」を使いたかったのですが、手が届きませんでした。
プロの写真家はコダックのエクタクロームとかコダクロームを使っているのですが、これはフィルムも現像代も高い。
一度だけコダクローム(KR)を使ったことがありますが、あまりにも渋い発色が自分の好みに合わず、その後はフジクロームばかり使っていました。プロの間では、この色調が評価されているようですが・・・。
この日記を書くに当たって、KRとRDのスライドをデジカメで撮影してみましたが、色調の違いがよく分かると思います。
フジクロームRD(「エルム号」1989年頃)
KRはISO64なので、高速のシャッタースピードを要求される鉄道写真には使いにくい、というのも使いづらいと思った理由のひとつ。
今はデジタル一眼レフの普及で、コダクロームはすでに絶滅。フジクロームも価格が高くなった上で細々と発売されているようです。
ちなみに、自分がこれまで触ってきたコンパクトデジカメの発色の傾向は、
・フジクローム系の鮮やかな発色
ファインピックス(フジ)、ルミックス(パナソニック)
・ナチュラルで中庸な色合い
オリンパス
・コダクローム的な渋めの発色
キャノン
という印象を持っています。