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リバーサルフィルムを無料でデジタル化 [鉄道関連]

押入れに眠っていた鉄道写真のスライドをデジタル化するため、最初はフジの「フジカラーCD」というサービスを利用してみました。

これを使うと、カラースライドをCD-Rに記録してくれます。しかし、枚数が多いとそれだけ料金がかさむのが悩みの種。

 

ネットで公開する程度であればそれほど高画質でなくてもよいので、もっと手軽に出来る方法がないか探してみました。

 ネットを調べた限りでは、以下の方法がありそうです。

 1.有料のサービスを利用する。

 2.スライド読み込みに対応するスキャナーを使う。

 3.デジカメの接写機能を利用する。

 スライドを撮影できるスキャナーを買う予算を出すのがもったいうえ、スキャナーだと1枚1枚撮影するのに時間と手間がかかるのが難点。よって、無料で手軽にデジタル化できる 3.の方法を試してみることにしました。

   


・・ 

手持ちのデジカメの中では、オリンパスのC-4100とパナソニックのFZ-38のマクロ撮影機能が使えそうです。

両者を比較した結果、C-4100を使うことにしました。このカメラは2002年発売の古いモデルですが、「スーパーマクロ」機能があり、2cmまで近寄ってズーム撮影できます。

 パナソニックのFZ-38でも1cmまで近寄ってマクロ撮影できるのですが、オートモードの撮影しか対応しておらず、絞りやISOの細かな調整が出来ないため、マニュアル撮影が可能なオリンパスのC-4100を選びました。

基本方針は、平面の光源の上にスライドを置き、三脚に固定したデジカメで上方から接写するというもの。光源については、手持ちのMP3プレーヤーを使うことに。同じ機能を持つ携帯電話の液晶画面でも代用可能です。ポイントは、液晶の輝度設定を最大にすることと、白色の画面を表示させること。

白色画面を出すために、デジカメで白い紙を撮影後、明度を最大にした画像ファイルを作成し、それをMP3プレーヤーに読み込んで、画像表示機能を使って表示させました。

  

satuei2_450.jpg
  
セッティングの様子。
 
 
satuei3_500.jpg
 
接写の設定。撮影時は明るいとフィルムに光が反射するので、暗くして撮影。
 
meido_640.jpg
 
光源として使ったMP3プレーヤーの明度を最大に調整。
 
  
  

  

実際に撮影してみると、ひとつ問題が発生。

液晶のドットがスライドを透過して撮影されてしまうことが分かりました。

う~ん、困った。。。[ふらふら]

液晶画面とスライドの間に白いフィルムを挟んでやれば、ドットが見えなくなるかもしれない・・・と考え、白いフィルムをゴソゴソ物色。ルーズリーフの袋にちょうどよさそうなフィルムが使われているのを発見したので、ハサミでチョキチョキ切って試してみました。

 

 

 

white2_640.jpg
 
パッケージの白色フィルムを使用。
 
 
satuei4_640.jpg
 
撮影はこんな感じ。
 

 

comparison.jpg
 
左:白色フィルムなし    右:白色フィルムあり
 
 
効果は抜群!
 
これで手軽にスライドをデジカメ化する準備が整いました。
マクロ撮影では周辺部が樽状に膨らむ欠点がありますが、周辺部をカットしてトリミングすることで影響を最小限にすることができます。