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【硬券入場券】駅名変更:平駅→いわき駅(1994年) [鉄道関連]

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 JRの駅名を変更するには、切符を変えるだけではなく、さまざまなところで変更手続きをしなければならないため、多大な費用がかかると言われています。

 

常磐線の「いわき駅」は、かつて「平駅」という名前でしたが、いわき市からの要望で1994年12月3日に「いわき駅」に名称変更されました。

Wikipediaによれば、駅名板取り替え等に要した費用は1億3千万円だそうです。

 

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「平駅」と「いわき駅」の硬券入場券。

 

「平駅」の方は普通に窓口で発売されていたもの。

「いわき駅」は、常磐線全通110周年記念入場券に入っていたもの。日付は印刷ではなく、ちゃんとダッチングマシンで印字されているのが親切。

いわき駅の硬券入場券が駅名変更後にも発売されていたかどうかは分かりませんが、もし発売されていなかったのであれば貴重品かもしれません。

ちなみに、平駅の入場券は1985年発売ですが、当時の入場券の料金(140円)は現在と変わっていないんですね。

昭和時代の入場料金は時代とともにどんどん値上がりしているので、ちょっと意外でした。

 

最近(2012年)では、東京スカイツリーの開業に合わせて、東武鉄道の「業平橋」が「とうきょうスカイツリー駅」に改名されました。これに要した費用はいくらぐらいだったのでしょうか?

 

<参考:駅名変更のいろいろ>

手元にある「鉄道面白辞典(長谷川章著)【1980年】」には、駅名変更について以下の例が挙げられています。

 

・北海道は読みにくい駅名が変更された例が多い

 虻田→洞爺(室蘭本線)

 黄金蘂(おこんしべ)→黄金(室蘭本線)

 幸震(こうしん)→幸福(広尾線)

 ・・・など。 

 

・ その他

 長門一宮→新下関(山陽本線)・・・新幹線の駅となったために改名。

 熱海→岩代熱海→磐梯熱海(磐越西線)

 若松→会津若松(磐越西線) ・・・同名の駅がメーンラインに登場したため。

 美濃町→美濃市(越美南線)・・・町が市に昇格したため。

・観光地の名称変更

 真狩(まっかり)→狩太(かりぶと)→ニセコ(函館本線)

 氷川→奥多摩(青梅線)

 温海→あつみ温泉(羽越本線)

 船川→男鹿(男鹿線)

 生保内(おぼない)→田沢湖(田沢湖線)

 

・ちょっと変わった駅名変更

 二子新地前(ふたごしんちまえ)→二子新地(東急 田園都市線)

→駅のアナウンスの「ふたごしんちまえ〜!」が「双子死んじまえ〜!」に聞こえることから、最後の「前」を取った。

 

 

 

B型硬券入場券