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【硬券入場券】JRと額面の異なる特定入場券(鵜沼駅&桑名駅) [鉄道関連]

特定入場券とは、特定入場料金が適用された駅。最も安い会社線の料金が適用される。
 
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高山本線の「鵜沼駅」と「白川口」の硬券入場券。
 

どちらも1988年8月20日の購入ですが、料金を比べると、鵜沼駅の額面が110円。JRの通常料金は140円なので、おかしいですね?
 
この理由は、JR鵜沼駅が名鉄新鵜沼駅(このあたりがちょっとややこしい)との共同利用駅であり、この場合は料金の安い名鉄の入場料金が適用されたためです。
 
特定入場券である証拠として、◯特のマークが右上に入っています。
 
 
 
 
 
 
 
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1987年10月9日購入のJRおよび近畿日本鉄道の桑名駅入場券。
 
JR・近鉄・養老鉄道の共同利用駅である「桑名駅」も、鵜沼駅と同じ理由でJRの硬券入場券の額面が100円に。
 
 
 
 
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上の切符の裏面。
上がJR、下が近鉄。
 
 
JRの方は「0089」の刻印があるので、89番目。増刷もされていないので、あまり売れていないようです。
  
一方、近鉄の方は◯に「03」の文字があるので、3刷目(1刷りは10000枚)で、「62.4」の表記(=昭和62年4月)に印刷していることがわかります。
 
切符購入が昭和62年10月ですから、半年で6966枚売れていることが分かります。
 
   
なぜJRと近鉄でこれだけ入場券の売上に差があるのか・・・謎です?
 

 
<関連サイト>
 
 
 
 
 

・とくていにゅうじょうけん【特定入場券】
国鉄やJRと私鉄との共用駅で、私鉄の入場料金より国鉄やJRの料金の方が高い場合、国鉄の入場料金を私鉄の料金にあわせて発行される入場券を指す。◯特の刻印が印刷されて区別されていることがある。