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【レビュー】『史上最高音質』ウォークマンをテスト NW-A867:64GBモデル [家電製品レビュー]

SONYウォークマンの選び方◆A860シリーズ◆NW-A867フルデジタルアンプ「S-Master MX」を搭載した史上最高音質のウォークマン を評価◆Walkmanの選び方◆ipod touchとの比較◆音質やノイズキャンセリングの効果をチェック!
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ソニーの「史上最高音質ウォークマン」NW-A687を購入。
 
音質やノイズキャンセル機能をチェックしてみました。
 
  
 ・ ・ ・  
  
 
昔から音楽が好きなので、音質にこだわったMP3プレーヤーとして韓国製のCowon製品を使っています。Cowon製品はBBEなどイコライザが充実しており高音質で、かつ高出力な点が特徴。
 
主な用途は「音楽鑑賞」「語学学習(TOEIC対策のお勉強)」。
 
長年の酷使がたたったのか、Cowonのプレーヤーでファイル名が表示されないトラブルが発生。ファイルを初期化してもエラーが再発するので、そろそろ引退にして、新しいMP3プレーヤーを探すことに。
 
価格.comやAmazonのランキングを調べると、AppleのiPod touchSonyのメモリータイプウォークマンが人気を二分している状況。
 
レビューをざっと調べたところ、「音質のソニー」「アプリが使えるアップル」に意見が分かれているようです。iPod touch が比較的「素」に近い再生音であるとすると、付属イヤホンで聴くWalkman A860シリーズは、ロック系もアコースティック系も、全体の音楽の雰囲気を華やかにまとめ上げ、より楽しく聴かせるエンターテイナー的な魅力を備えたモデル。 
 【比較写真】ソニーのウォークマン(Walkman)AシリーズとiPodtouchの比較画像・大きさの比較 どちらが大きい 画面サイズの比較 液晶ドット数の比較 
 05ipodtouch_walkmanA867.jpg
 ソニー・ウォークマン(Aシリーズ:A867)とiPod touch(アイポッド・タッチ)の大きさの比較写真
  
iPodの方がひとまわり大きいサイズ。
 
 【液晶のドット数】
walkman ソニー・ウォークマン(Aシリーズ)400☓240ドット
iPod touch 960☓640ドット 
 
 
05ipodtouch_walkmanA860back.jpg
 
裏面。ウォークマンはつや消し仕上げ、iPodは鏡面仕上げ。
 
 
 
 
 
 
自分の場合、使いやすいアップル製品は好きですが(このブログもMacBook Airで書いています)、音に関しては昔から譲れないと思っているところがあり、iTunesを使うアップル製品ではなく、フォルダのコピー&ペーストで曲管理でき、かつ音質向上に力を入れた製品を愛用してきました。
  

2012年夏時点では、ソニーの人気のモデルであるA860シリーズが、フルデジタルアンプ「S-Master MX」などを搭載し「Walkman史上最高音質」と宣伝文句にあります。
  
ついつい音質に投資したくなる性格のわたしは見逃すわけにいきません。
 
  
これまで使っていたMP3プレーヤーの容量が4GBと小さく、記録できる曲数が少ない点を不満に思っていたので、思い切って64GBのモデルを購入してみました。<ウォークマンの種類> Zシリーズ:音楽、映像、アプリが楽しめるアンドロイド(Android)搭載のモデル。Aシリーズより大きめ。◆Aシリーズ:史上最高音質を標榜。S-Master MX搭載。タッチパネル方式。従来の有機EL液晶からTFD液晶に。2.8型タッチパネル(液晶)搭載。写真と動画の再生が可能。再生可能時間23時間。◆Sシリーズ:ワイヤレス(Bluetooth)搭載。連続再生時間が長いモデル。◆Eシリーズ:デジタルノイズキャンセリング機能搭載。シンプル&コンパクトモデル。
A860シリーズのウォークマンを購入時に重視したポイントは、以下の通り。
  
 
・「史上最高音質」を試してみたい。
 
・ノイズキャンセリング機能。
 (特に電車内での語学学習、出張時の音楽鑑賞)
 
・語学学習向けのリスニング機能が充実
 (途中再生が容易、スピードを変えても音程が保たれる)
  
カセットテープ時代はワウ/フラッターの問題、ヒスノイズや音の明瞭感・キレといった点が課題でしたが、デジタルになってからはレコード時代のようなノイズがなく、クリヤーな音を楽しめるようになりました。
 
現在では、アンプやイコライザによる音質向上よりも、外部の音を低減するノイズキャンセリングの方が音質向上のインパクトが大きいかもしれません。
MP3プレーヤー市場では、AppleのiPodおよびiPhoneとソニーのメモリータイプウォークマンのライバル関係が続いている。アップル製品との差別化を図るため、音質(デジタルアンプ、イコライザ、ノイズキャンセリング、リニアPCMでの非圧縮録音など)とデザイン面に力を入れてシェアを延ばしている。
ウォークマンを購入するのは、ポータブルカセット(1980年代後半)→Hi-MD RH-10(2004年購入)以来なので、8年ぶり。ネットワークウォークマン:現行のフラッシュメモリータイプのウォークマン 音楽プレーヤー 


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Hi-MD録音再生機「MZ-RH10」 (2004年購入)

 
Hi-MDはマイナーな規格であったため、世の中にあまり知られることはなかったのですが、非圧縮でMDに録音可能な高音質にこだわった機種。コンデンサマイクとつなげて録音機として活用していました。当時、32,000円ぐらいで購入したと思います。Hi-MDはDAT以来のリニアPCM(44.1kHz/16bit)のポータブル製品。WAV形式で保存可能。MDのビットレートは292kbpsですが、Hi-MD規格のリニアPCMでは1.4Mbpsになりました。カセットは140?177MBが1GBに。音声はATRACによる非可逆圧縮。
それが今や64GBのメモリ容量、高品質なデジタルアンプ、ノイズキャンセリング機能、タッチパネルを採用した機種が、3万円を切る価格で買えるようになったとは・・・時代の流れを感じます。
    
   
    
Hi-MDを発売した2004年にソニーはHDDタイプのウォークマンを投入(NW-HD1)Hi-MDはデジタルオーディオプレーヤーの爆発的な普及時期と重なり、普及しませんでした。
 
◎ A860シリーズ NW-867(64GB)をチェック
 
  
◎ 製品パッケージ
 
 04sony_NW_A680series_all_co.jpg
 
パッケージと同梱品
(クリックすると拡大します) 
 
 
  
 
 
14earpiece_3types.jpg 
 
イヤーアダプターは3種類から選べます。
 
  
 
  
 
13er6i_headphone.jpg
 
同梱のイヤホン(右)。左は比較用のER-6i
直径13.5mmの大型ドライバーユニットを搭載し、音質向上を図っています。 
  
 
 
 
 
 
11plug_5poles.jpg 
 
この機種は電車や飛行機でのノイズを低減する「ノイズキャンセル機能」を搭載しています。
 
ノイズキャンセルでは、イヤホンの耳元で拾った音を元にノイズを打ち消す逆位相の音を発生させるため、両耳のイヤホンにマイクが設置されています。そのため、特殊な5極端子が採用されています。 
   
   
 
 
16home_botton.jpg
 
本体下部の「HOME」ボタン。操作の際は頻繁に使います。
 
 
  
 
 
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サイドのボリューム&早送り・再生ボタン。
  
設定を変えると、HOLD状態でも動作できるので便利。
 サイドのボリュームボタンや早送り・再生ボタンがあると、ウォークマンをポケットの中に入れたまま操作できるので、かなり便利です。
 
 

 
 
 
 
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2.8型ワイド液晶。400×240ドット画面。 
  
 
 
  
 
08kashi_pita_sony.jpg 
 
「歌詞ピタ」機能で再生中の画面。
カラオケのように、歌に合わせて歌詞が動きます。
 
英語の曲であれば、リスニングの勉強にもなります。 
 
 
 
 
 
◎ 音楽データの取り込み
 
パソコンとA867をUSB経由で接続し、フォルダに音楽ファイルをコピー。
  
Windows Media Player経由で保存した音楽ファイルをフォルダ管理しているので、それをそのままウォークマンにコピーするだけで、あっという間にデータ移動は完了。
 

通常のユーザーはX-アプリ(エックス・アプリ)を利用してファイル管理します。(自分は昔使っていた「Sonic Stage」の使い勝手が悪かったので、ドラッグ&ドロップのコピーで対応しています)<ウォークマンの種類> Zシリーズ:音楽、映像、アプリが楽しめるアンドロイド(Android)搭載のモデル。Aシリーズより大きめ。◆Aシリーズ:史上最高音質を標榜。S-Master MX搭載。タッチパネル方式。従来の有機EL液晶からTFD液晶に。◆Sシリーズ:ワイヤレス(Bluetooth)搭載。連続再生時間が長いモデル。◆Eシリーズ:デジタルノイズキャンセリング機能搭載。シンプル&コンパクトモデル。
◎ iTunesやWindows Media PlayerからX-アプリへのデータ移行方法
 
iTunes や Windows Media Player など、他のアプリケーションでパソコン上に保存された音楽ファイルやビデオクリップを「x-アプリ」に取り込む方法が解説されています。
 
Xアプリを使わなくても、Windows内の「WindowsMediaPlayer」やApple社の「iTunes」を使っても楽曲や動画をウォークマンに転送できます。
   
 
 
   →パソコンからウォークマンへデータを直接転送するアプリケーション。
 
 
  
  
   
19walkman_mac_connection.jpg 
 
Macbook Airにも接続可能。
ウォークマン内の「MUSIC」フォルダに音楽ファイルをコピー。 
「x-アプリ」に取り込みたい音楽ファイルやビデオクリップの保存先を確認し、「x-アプリ」に取り込んでください。◆音楽ファイルを取り込む方法には、以下の4種類があります。フォルダーを指定して取り込む (指定したフォルダー内の音楽ファイルを、まとめて取り込みます)◆音楽ファイルを指定して取り込む (ファイル単体で取り込みます)◆ドラッグアンドドロップで取り込む (マウス操作のみで音楽ファイルを取り込みます)◆ファイルの自動取り込み設定 (選択したフォルダー内のファイルを、「x-アプリ」起動時に自動で取り込みます)
 

 
 

・電池の劣化を抑える「いたわり充電」モード

 

06itawari_charging_lithiumi.jpg 

いたわり充電の設定画面

 

ウォークマンのリチウムイオン電池を充電する際に、100%まで充電するのではなく、約90%の受電量に抑えることで、電池の耐久寿命を長くすることができます。

 

100%の満充電時に35℃以上の高温雰囲気に放置すると、電池内部で劣化反応が起きて電池容量が大幅に低下してしまいます。

内蔵リチウムイオン電池の劣化を抑えるノウハウに関しては、当ブログ内の下記ページに詳しく紹介しています。

 

 ・ 【検証】MacBookAirの電池を長持ちさせる方法は? ~リチウムイオンバッテリー長寿命化のノウハウ~

 

 

 


ソニーのウォークマンの音質をテスト。高級ヘッドホンを使って音質をチェック。以前の「S-Master」搭載機種ではホワイトノイズが大きいと聞いていたのですが、「S-Master MX」搭載のNW-A860シリーズではこのホワイトノイズの「シャー」音が大幅に低減されています。

 

1.「史上最高音質」の実力は・・・?

 
A867の音質向上の鍵は、ソニーが開発したフルデジタルアンプ「S-Master MX」。
ウォークマンの上位機種であるZシリーズ、Xシリーズ、Aシリーズに採用されています。
 
【S-Master MXについて】A860では、ソニー独自のフルデジタルアンプ「S-Master」をモバイル機器用に進化させた、新しい「S-Master MX」採用。音声信号をフルデジタル処理する際のプロセスをWalkmanのために最適化。再生プロセスを単純化し、ノイズや歪みがより低減されたことで、空気感までリアルに再現するような臨場感溢れる音楽再生を実現。
 
 
音質の善し悪しというのはどうしても主観の世界になってしまうので、軽々しく「音がいい」「音が悪い」とコメントできないのがつらいところ。
 
 
以前、ソニーで高級ヘッドホンを開発したNさんとお会いした際、メーカーにおける音質の評価をどのように行なっているのか質問したところ、「音の評価は感性の世界ですからね・・・」とおっしゃっていたのが印象に残っています。
 
 
 
 
「音のよさ」は、クルマの馬力や燃費のように、数値化して単純比較で善し悪しが判断できません。音質とは、最後は人間の主観を元にチューニングするもの、と理解しました。
 
   
CDが登場した時は、レコードのプチプチノイズやカセットテープのやわらかな音と比べ、シャープでクリヤーな音にビックリしたものですが、現在ではそこまでインパクトのある音質向上は難しいと思います。

とはいえ、まずは音質をじっくり確認してみたかったので、手持ちのヘッドホンやパワードスピーカーにつないで聴いてみました。音源として、非圧縮のファイル(WAVかLossless音源)と圧縮音源をそれぞれ比較。
 
  
 
05MDR_CD500ST_headphone_son.jpg 

・視聴用ヘッドホン MDR-CD900ST(実売15,000円程度)密閉型はMDR-800ST
音楽スタジオで最も使われている定番のヘッドホン。極めて高解像度で音の輪郭が明瞭。聴感上、幅広い周波数レンジを持つ。細かい音を聴き取りやすい反面、聴いていて疲れるという意見も。(自分はそう感じませんが・・・)  
・SRS-ZP1000D(定価24,150円、生産終了機種)現行品はSRS-Z100(12,390円)
「パソコンをHi-Fiオーディオとして楽しめる」をコンセプトに開発された超大型のPCスピーカー。ギターのアンプとして使うために購入したもの。
15iaudio_walkman_comparison.jpg
 
手持ちの携帯オーディオプレーヤーで同じ曲を再生しながらイヤホンを次々に差し替えて音質を比較。
 
 
ウオークマンAシリーズの音質を語る上で欠かせない高域補間技術DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)」「CLEAR STEREOもチェックすべく、スイッチをオン/オフして聴き比べ。音響効果の設定「イコライザ」、「VPT(サラウンド)」、「DSEE(高音域補完)」、「クリアステ レオ」、「ダイナミックノーマライザ」
 
   
 おぉ!
  
   音質の変化を実感できます。
 
     しばらく音楽に聞き惚れてしまいました。。。
 
  
 
 
音質にこだわった「ECM」レーベルのCDでチェックしてみましたが、満足ですね〜[わーい(嬉しい顔)]
  
 
特に、再生音のクリヤーな空気感が気に入りました。
音の隙間の多いアコースティック楽器のジャンルが好きなので、余計にそう感じるのかもしれません。
 
「ソニーの意気込みが感じられる音」です。
 
ノイズキャンセリングを機能させるためには、外部音採取マイクがついた専用ヘッドホンを使う必要があります。このヘッドホンは13.5mm大口径フランジを採用しており、ソニーのモニターシリーズMDR-EX300SLと同等のスペック。 優れた音の再現力を実現するソニー製ヘッドホン、モニターシリーズMDR-EX300SLと同等のヘッドホンを付属。
  
 
 
2.デジタルノイズキャンセリング機能を試す
 
 
 
07noize_canceling_tuning.jpg
 
 
「高音質化」と並んで気になっていたのが、「ノイズキャンセリング」機能。
  
主に飛行機や電車の車内といった外部騒音の大きな環境を想定していますが、個人的には「家事の時に使いたい」と思っていました。
 
MP3プレーヤーで音楽を聞きながら掃除機を使ったり食洗機を動かしたりすると、音が聞こえにくくなるので、家事の際にもクリヤーに音が聞こえるようになればいいな・・・と。
  
 
製品レビューでは、「劇的な改善効果がある」と好意的なコメントが多い反面、ノイズキャンセリング機能全体の課題として「『サー』というバックグラウンドのノイズが大きい」「圧迫感がある」「音のバリヤーが感じられる」「風圧を感じる」「不自然な隔離感」「密閉感」といったネガティブな意見も。
 
 
実際に使ってみると、たしかにビックリするほど外部環境音を低減してくれます。
 
最近の機種はノイズ低減機能のソフトウェアが大幅に改善されているためか、音質の変化や圧迫感といった聴感上の変な感触もありません。ノイズキャンセルが強すぎると感じる場合は、効果強度を±15%段階で上下に調節できます。
従来、ノイズキャンセリングはアナログ回路で行われていましたが、アナログ/デジタル変換がネックとなり、ノイズ低減効果に限界がありました。現在では、外部から取り込んだ音をデジタル化してノイズ除去処理することにより、よりきめ細かい音の波形制御が可能に。
「百聞は一聴にしかず」というわけで、デジカメを使ってマイク開口部にヘッドホンを直付けして録音。ノイズキャンセリング機能を録音できるか試してみまししたが、外部音と再生音のバランスがうまく取れず、ノイズキャンセル効果が感じられるような音が録音できませんでした。
  
 
03noizecancel_test.jpg
 
デジカメのマイクにヘッドホンをダイレクト接続してみましたが・・・録音失敗[ふらふら]
 
 
 
そこで、ノイズキャンセルのイメージ動画を作ってみました。
           ↓  
  
【動画】ウォークマンAシリーズのノイズキャンセリング機能(音声ハメコミ)
 
 
  過去のアナログ回路のノイズキャンセリングでは耳がツ
 ーンとなるような感触があったところが改善された。100Hz以下のノイズは音というより、振動や圧迫感といった感じになるが、これが大幅に軽減されたことにより、飛行機や新幹線、地下鉄などで長時間使用しても疲れが少なくなる効果がある。
ノイズキャンセル調整機能に関しては、左側(−側)に振ると外部音の低音部が残り、右側(+側)に振ると高音部が残る設定になっているようです。
 
いろいろなシチュエーションで使った印象では、電車などでは「0」のところが最も効果がありますが、掃除機や空調機器のノイズでは0以外の場所に設定したほうがノイズキャンセル効果が大きくなりました。状況によって使い分けるのがよさそうです。 <ノイズキャンセリングのバックグラウンドのノイズ>・ 静かな場所でノイズキャンセリング機能をオンにしている。・ 静かな場所や周囲の騒音の種類によってはノイズが大きくなると感じる場合があります。その際はノイズキャンセリング機能をオフにしてください。なお、同梱のヘッドホンは、屋外や 電車内など騒音の多い場所でノイズキャンセル効果を最大限に生かすために、ヘッドホンの音圧感度 を大幅に高めています。そのため、ノイズキャンセリング機能をオフにしても静かな場所ではかすかなホワイトノイズが聞こえる場合があります。ノイズキャンセリングのデジタル化により、特に100Hz以下の超低域のキャンセル量というのが非常に改善された。
ソニーのサイトでノイズキャンセリングの周波数分布のグラフが出ていますが、これを見るとすべての周波数でノイズキャンセリングするわけでなく、特定の領域に絞って消音を行なっていることが読み取れます。
  
 
 
 
  
・ホワイトノイズは問題なし
 
過去のソニーのウォークマンでよく議論になっている無再生時のホワイトノイズ(いわゆる「サー」音)を調べてみました。ホワイトノイズを他機種と比較している個人ブログをいくつかチェックしたところ、この点は改善されているようです。
   
 
18white_noise_comparison.jpg 
 
上の写真にある手持ちのMP3プレーヤーやDSにもイヤホンを差してホワイトノイズを比較してみましたが、顕著な違いは感じませんでした。
 
ただし、他のヘッドホンと比較してウォークマンに同梱されているヘッドホンは同一の出力でもより大きな音で再生される特性があるため、単純にヘッドホンを変えて比較するとホワイトノイズが大きく感じられます。デジタルノイズキャンセリングのシステム/モードA:航空機内 中心周波数帯で強くノイズキャンセリングを効かせる設定 モードB:低周波数側を中心に全体的にフラットに効かせる設定 モードC:オフィスや勉強部屋を想定した設定  消音スピーカー 日本のTOAが開発 騒音源となる音を拾い、それと逆相になるような音を作り、スピーカーから出力して空間で打ち消し合わせ、騒音レベルを下げる。
 
・唯一の欠点は、最大音量不足
  
 
17mp3_player_volume.jpg 
 
最高音量の設定。ウォークマンは30、Cowon D2は50。
 
 
クルマでウォークマンを聴く場合は、FMトランスミッタを使います。この際、ウォークマンだと最大音量にしてもFMトランスミッタのノイズに再生音が負けてしまいます。
  
一方、韓国製のCowonは最大音量での出力が高いので、クリヤーな再生音を楽しめます。
 
FMトランスミッタを使う場合は、出力の大きなCowon製品(Cowon J3など)を使うことをおすすめします。
 
 
 
 
 
3.英語のリスニング(語学学習)に活用!

以前からTOEIC対策として英語のリスニングに力を入れています。
  
再生速度を速くしてリスニングを行うと、耳がそれにだんだん慣れてきて、通常速度で再生した際に聴きやすくなる効果がある、と英語勉強サイトで目にしたので、これまでもMP3プレーヤーの再生速度を1.2〜1.5倍に上げてリスニングしていました。
  
ただし、従来使っていたCowonの機種では、再生速度を速くすると、それに比例して周波数が高くなるために声の音程が高くなるという欠点がありました。(周波数が2倍になると音程が1オクターブ高くなります)
 
一方、今回購入した「A860シリーズ」では、再生速度を高くしても音程が高くなりませんまた、ポッドキャストの音も速くできます。ナレーターの声が高くならないので、不自然さがなくなりました。再生速度を2倍にして耳を慣らしてから通常再生させてナレーターを聞くと、すごくゆっくりしゃべっているように聞こえます。 
再生速度を調整する(DPC(スピードコントロール)により、再生速度を0.5倍から2倍の間で調整可能。DPC(デジタル・ピッチ・コントロール)機能により、再生速度を変更しても自然な音程で再生することができます。再生速度の設定はポッドキャストの音楽再生画面でも有効です。
 
 04DPC_speedcontrol_walkman_.jpg
DPC(スピードコントロール):再生スピードの調整画面
再生スピードコントロールの調整画面
 
 
 
 
実際には、通勤・通学中の車内で英語のリスニングを行う方が多いと思いますので、
  
「クリヤーな音」「外部音を低減するノイズキャンセリング」「再生速度の調整」
 
を実現したA860シリーズは、語学学習に最適なオーディオプレーヤーといえますね。
 
 
 
 
<追記>
  
英語のリスニング能力を高めるべく、再生速度を上げてTOEIC公式問題集のCDを中心に集中的にリスニングしたところ、リスニングのスコアが満点になりました!
 
再生速度を上げたリスニングは確かに効果があるようです。 
 
   
・集中トレーニング前のスコア(リスニング:400点)
  
02toeic_score_before.jpg
 
   
   
・ トレーニング後のスコア( リスニング:495点)
  
01after_listening_toeic_sco.jpg
 
  
  
   
一方、リーディングのスコアが420→390へと下がってしまいました。
 
今度はリーディングの方もちゃんと勉強しないと・・・[ふらふら]
 
 
 

 


 

 

・コードクリップも購入

 

 01cordkeeper_elecom_EHP_CK0.jpg

エレコム製のコードキーパー。クリップ付き。 

 

 コードを首から下げていると、コードが軽く引っ張られただけでもイヤホンが不安定になるので、ヘッドホンのコードの長さ調整が可能で、かつクリップ付きのエレコム製コードキーパーを買いました。
 
なかなか便利です!
 
 
 
 
 
02EHP_CK03_elecom_cordkeepe.jpg
  
樹脂製なのでウォークマンに傷がつきにくい設計。
  
 
 
 
 
 
03cordcrip_example.jpg 
 
収納時にコードを挟んでおくと、コードの絡まりを防止できます。
 
  
 
 
 
 
<エレコム製 コードキーパー>
  
 
・・・・・・
 クリップ付きでコードをしっかり固定できるコードキーパー。iPod touch、ウォークマン、スマートフォンなどのヘッドホンおよびヘッドホンマイクのコードを巻き付けることで、お好みの長さに調整して使用したり、最大限に巻き取って収納するなど、便利にご使用いただけるアイテム。クリップがついているので、ヘッドホンがコードで引っ張られることなく、安定します。ヘッドホンの使用時にコードがぶらついて邪魔になるのを防ぐだけでなく、ヘッドホンを携帯する時にバッグなどの中で絡まって、ほどくのにひと苦労するといった心配がなくなります。

 

<関連サイト>
   
 
<A860 関連> 
 
 
現行モデル<ソニー・ウォークマン A860シリーズ> A867 64GB 34,800円 A866 32GB 24,800円 A865 16GB 19,800円 <次世代モデル>NW-A870シリーズ 2012年秋発売か? スペック予想 F800シリーズ ヨーロッパ市場
<A860 商品レビュー関連>
 
   

 
 
  
   
 
   
<その他>
 
 
 
  
 
 iTunes Storeで買った曲をウォークマンのX-アプリに転送する場合、著作権保護のプロテクトがかかっているために、そのままでは転送できません。手間がかかる手段ですが、一度CD-Rに焼いてからX-アプリで改めて読み込むという方
 
 
 
<ノイズキャンセリング関連> 
 
 
 →「静かな場所でノイズキャンセリングが効きすぎると気持ち悪くなる」といった話や、デジタル化によってノイズキャンセル量が増大したのみならず大幅に音質向上が可能になったことなど、ノイズキャンセルに関する技術的なコメントが興味深いインタビュー記事。
  
騒音を抑えて快適リスニング「デジタルノイズキャンセリング機能」① 外部環境にあわせて3つのモード(電車・バス/航空機/室内)を選択。環境によって異なる騒音の特性にあわせて、効果的なノイズキャンセリングを実行。 ② 音楽を再生しなくても周囲の騒音を抑える『サイレントモード』/耳栓のような機能。眠りたい時や、集中したい時に、音楽を再生しなくても周囲の騒音を抑えて静かな環境を実現。 ③ “ウォークマン”以外の機器にも対応。『外部入力モード』 “ウォークマン”と他機器を接続することで、他機器で再生する音楽もノイズを除去して聴くことが可能。たとえば、飛行機内でのイヤホンジャックに接続して機内のミュージックチャンネルや映画を快適に楽しめます。
<MP3プレーヤー・ウォークマン関連> 
法を使います。
 
  
 ・ S-Master(Wikipedia) ソニーが開発したフルデジタルアンプの商標。ウォークマン Zシリーズ、Xシリーズ、Aシリーズ(A840,A850,A860)に採用。
 
 ・ ウォークマン(Wikipedia) 1979年に初代ウォークマン発売。盛田昭夫が開発を主導。
NW-A860シリーズの特徴
 ・高音質フルデジタルアンプ「S-Master MX」搭載
 ・ノイズキャンセリング機能
 ・Bluetooth対応
 ・ドラッグ&ドロップによる曲転送が可能


【2012年9月23日 追記】注意!ウォークマンF800シリーズには「語学学習機能」が搭載されていません。
  

ウォークマンの新製品「F800シリーズ」発売により、A860シリーズは廃番になりました。残念ながら、F800シリーズでは「語学学習機能」が外されています。(アンドロイド対応なので、語学学習はアプリで対応、というコンセプトかもしれません。)

「高音質」「タッチパネル」「語学学習機能」を両立させているウォークマンは、ここで紹介したA860シリーズ限りとなりました。  ウォークマンF800シリーズ F805:16GBモデル F806:32GBモデル F807:64GBモデル


<Amazon>
 
・Walkman A860シリーズ <高音質にこだわったモデル>
 
ウォークマンA860シリーズのアマゾン価格の比較。カラーによって値段の違いあり。黒が安いです。
・A865 16GB
 

・・・・・・?・・・?

 

・A866 32GB 

・・・?・・・?・・・

 MP3プレーヤー(ポータブルオーディオプレーヤー)選びのポイントとして、音質以外に「乾電池でも使えるか」「内蔵スピーカーはあるか」といった点もチェックしたいところ。内臓スピーカー

・A867 64GB 

・・・?・・・?・・・?

A860におすすめの液晶保護フィルムとシリコンケース/透明プラケース 

・液晶保護シートと専用ケース(ソニー純正)
 
?・・・・・・??・・
 
?A860専用保護ケース:ソニー純正ケース、ELECOMのシリコンケース、100均のケースなど。

◎ 交換用イヤホン(同梱品と同じもの)ウォークマンのイヤホンが断線や故障で音が聞こえなくなった時のために。 
 
・・・・・・
 SONY ノイズキャンセリング搭載ウォークマン専用ヘッドホン ブラック MDR-NWNC33/B MDR-NWNC33/W ソニー・ウォークマン A860シリーズの交換用ヘッドホン
 
◎ 飛行機の中でノイズキャンセリングを使う場合に必要なアクセサリー

・航空機オ-ディオ変換アダプタセット
 →飛行機内のヘッドホンのジャックは特殊タイプなので、アダプターが必須です。 
 
・・・?・・・?
   

・外部機器接続用コード
 →ノイズキャンセリング機能を使って機内の映画を聴くために必要なケーブル。
 
・・??・
  
・充電用USBコネクタと録音用ケーブルが一体化した製品。
 録音しながらUSB機器から充電可能。USBポータブル充電器から充電しつつ外部から録音・ノイズキャンセリングできます。 
・・? WalkmanのWM-PORTコネクタと、MD/CDプレーヤーなどのオーディオ機器の音声出力端子(ステレオミニプラグ)を本製品で接続し、MD/CDプレーヤーなどの音楽コンテンツを手軽にウォークマンに録音。▼録音レベル2段階切り替えスイッチ:ポータブルプレーヤーなどとの接続では「LEVEL1」、システムコンポなど音声出力の大きな機器と接続する際は「LEVEL2」に切り替えて調整。▼充電用USBコネクタ:ポータブルUSBバッテリー、パソコンのUSBポート、Walkman充電対応の市販のUSB出力タイプのACアダプタを接続することで、Walkman を充電しながら録音することも可能。

・会議や音楽の録音用マイク(ウォークマン専用)

・・・<フルデジタルアンプ「S-Master MX」を搭載したウォークマンの対抗機種であるアップルのアイポッド・タッチ> iPod touch MD058J/A [32GB ホワイト]iOS 5を搭載した第4世代のiPod touch◆iPod touch MC544J/A [32GB]◆iPod touch MD057J/A [8GB ホワイト]◆iPod touch MD059J/A [64GB ホワイト]◆iPod classic MC293J/A シルバー (160GB)iPod nano MC694J/A [16GB グラファイト]時計機能のデザインや「Nike + iPod」を搭載したiPod nano◆iPod shuffle MC584J/A [2GB シルバー]◆コントロールパッドが復活した第4世代のiPod shuffle(2GB/シルバー)◆Transcend MP3プレーヤー MP870 8GB TS8GMP87 

・ TOEIC対策:英語のリスニング教材(オーディオブック)

 
   TOEIC公式問題集 →リスニングの教材に使っています。おすすめ!
 
?・・・
 
   
・その他、よく聴いているオーディオブック
  
・・・「7つの習慣」・・・ 「小さいことにくよくよするな!」 
・・・?・・・?
 ポータブルデジタルオーディオプレーヤー:アップルかソニーかで悩む。ipodとソニーの比較・使いやすさ、音質、イヤホンの品質など。アップルからソニーに乗り換える場合、逆にソニーからアップルに乗り換える場合、音楽ファイルを変換する必要があるのか?機能を比較する時は、バッテリーの持続時間もポイント。再生時間が長いのはソニーのSシリーズ。アップルの製品の場合、広く普及しているためにアクセサリーが充実している。

・ ノイズキャンセリング ヘッドホン 
環境ノイズを低減させるヘッドホンは、シェアトップのPHITEK社、ボーズ社のQuiet Comfort 15、ソニーのMDR-CD500Dなど。
 <Bose Quiet Comfort 15>  <Sony MDR-CD500D>

 

・・・・・・・・・   【S-Master MX】ハイエンドオーディオに迫る高音質を。進化したフルデジタルアンプ「S-Master MX」ハイエンドオーディオなどに採用されているソニー独自の高音質技術「S-Master」をモバイル機器用にさらに進化させた「S-Master MX」。音声信号をフルデジタル処理する際のプロセスを従来よりも最適化することで、音の歪みやノイズを低減し、小音量から大音量までディテールを維持した高音質化を実現。また、迫力ある低音のエネルギー感、スピード感を余すところなく再現しながらも、繊細な空気感や臨場感あふれる音を聴かせます。<フルデジタルアンプ S-Master MX 3つの進化点>音声信号を出力処理する2つの重要回路の最適化と、より単純化した再生プロセスで、ノイズと歪みを極小にし、原音に忠実な再生を実現。◆進化点①:ジッター除去プロセスを増幅段の直前に統合 進化点②:さらに進化した音量制御として、新たに最終出力のパルスの高さを直接制御するPulse Height Volumeを搭載 進化点③:最終増幅段の回路、電源を徹底強化 搭載機種:NW-A860、NW-Z1000 従来機種:NW-A850、NW-A840シリーズ 


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