【レビュー】セーラー『青墨』とプラチナ『顔料ブルー』の色調を比較【セーラー万年筆】 [万年筆]
妹がセーラーの万年筆に超微粒子顔料インク『青墨』を入れていたので、自分が愛用しているプラチナ『顔料ブルー』と色調をくらべてみました。◆セーラー万年筆の『青墨』は、もともとセーラーから発売されていた黒色の顔料インク「極黒」に続いて発売されたインク。分子レベルの超微粒子ナノインクを使用し、乾燥による目詰りがほとんどなくかすれにくい、という特徴を持つ。万年筆内でインクが固まっても、水に浸しておけば溶け出すという優れた性質を持つ。◆プラチナ製顔料インク「顔料ブルー」のインクフローをチェック。色落ちがなく、落ち着いた色で飽きが来ないブルーインクだと思います。
プラチナ 超微粒子 水性顔料インク ブルー (Platinum Pigment Blue)
◎顔料インクの耐光性テスト
顔料インクの魅力は、インクの色が落ちないこと。
一般的に万年筆に使われているのは「染料インク」。これは直射日光や酸化の影響で、色落ちする特性があります。
そこで、染料インクと顔料インク(プラチナ・顔料ブルー)の耐光性を比較してみました。
【実験条件】市販のノート(コクヨ、中性紙)に万年筆で記載した後、西側の窓に貼り付けて放置。
40日経過後。
エルバンのヴィオレ・パンセは完全に消えてしまいました。
アウロラ・ブルーは、薄い灰色に。ペリカンのレッド、エルバンのアイビー・グリーンも色がくすんで薄くなっています。
ラミー・ブルーは少し色が薄くなっていますが、かなりの耐光性を示しました。
プラチナの顔料・ブルーは、他のインクと比べると耐光性は抜群!
◆プラチナ萬年筆の「顔料ブルー」。プラチナカーボンインク(黒)に加え、2009年に発売されたブルー系顔料インク。良質な分散剤により、顔料の超微粒子化に成功。速乾性があり、一度乾くと耐水効果により水に濡れてもインクがにじまない特徴を持つ。インクの粘度が高いのも特徴で、独特の書き味が楽しめる。セーラー万年筆の「青墨」と比較して彩度が高く、青味の強い色調。
セーラー万年筆 万年筆 顔料ボトルインク 青墨 13-2001-244
- 出版社/メーカー: セーラー万年筆
- メディア: オフィス用品
セーラー万年筆 万年筆 顔料ボトルインク 50ml 青墨 13-2002-242
- 出版社/メーカー: セーラー万年筆
- 発売日: 2017/09/29
- メディア: オフィス用品
プラチナ ボトルインク ピグメント (顔料) ブルー 60cc
- 出版社/メーカー: PLATINUM
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