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【経過報告】MacBook Air:5年間使用後のバッテリー劣化状況は・・・[MBA購入 その10] [MacBookAirを買ってみました]

MacBook Airの電池は、満充電を避ける使い方をしていると、ほとんど劣化しないようです。ノートパソコンの電池の寿命を調べてみました。

13body2.jpg
ノートパソコンのバッテリー劣化を防ぐ方法について解説。
  

MacBook Air 13インチモデル(2011年7月発売モデル)を購入して5年が過ぎ、アップルストア銀座で電池を交換しました。

 

当初は2011年12月に、MacbookAirを購入後一ヶ月半を過ぎてからバッテリー状況を調べた記事でしたが、5年間のバッテリー低下度合いをグラフにしてみましたので、合わせてご覧ください。



【2011年12月記載記事】

 

MacbookAir13インチ(Mid2011モデル)を購入して約1ヶ月半が経過しました。 

以前の記事で「バッテリーを長持ちさせる方法」について詳しく解説しています。

 

ここで紹介した方法に従って、

 

・ 満充電/過放電を避ける

・ ACアダプターにつないで満充電状態のまま使用しない

・ 高温状態を避ける

 

 

の三原則を購入以来の一ヶ月半に厳守して使うようにしていました。

 

実際に満充電にしたのは充電タイマーをつけ忘れていた2回だけで、さらに充電率90%以上で使ったのも5回ぐらいです。

一方、放電については10%以下にしたことはありません。

 

 

◎ バッテリーの劣化具合はいかに・・・?

 

さて。

バッテリーの満充電容量をチェックしてみました。

 

バッテリーの容量はバッテリー制御ICによって管理されています。バッテリーを0%の状態まで使ったあと100%まで充電すると、制御ICがバッテリー容量を再規定する(=キャリブレーションを実施する)ので、若干電池容量が増加します。

 

そこで、購入当初のバッテリー容量と、キャリブレーション後の容量を比較することにしました。

バッテリーの状態は、 左上のリンゴマーク>「このMacについて」>「詳しい情報」>「システムレポート」 のウインドウ中の「電源」の項目に数値が出ています。

 

 

 

1.購入直後のバッテリー容量

 購入直後のバッテリー容量は「6604mAh」でした。

06initial_charge_capacity_m.jpg

 

こちらが購入直後のバッテリー状態。

充放電回数がまだ「2回」です。

 

 

2.一ヶ月半使用後のバッテリー状態の確認

キャリブレーションを行うため、一度電池を空の状態にします。

その後、充電を開始。

 

02_2percent_remain_battery.jpg
 
再充電開始時。
 
  
 
03_charging_start.jpg
 
再充電開始時のバッテリー状態。容量は「6567mAh」。
   
   
 
充放電回数が「26回」に増えています。
 
自分の使用環境では満充電状態で約6時間使えるので、
総稼働時間は 26☓6h=156時間。
 
一ヶ月半(45日)使ったとすると、一日約3.5時間使っていることになります。
  
   
  
 
  
  
このままACアダプターを接続した状態で満充電状態にします。
  
  
 
04_100percent_charged_batte.jpg
 
100%充電状態になりました。
  
  
05_100percent_battery_charg.jpg
 
100%充電状態。容量が「6581mAh」になりました。
  
  
  
充電開始時は「6567mAh」だったので、バッテリー管理ICの充電容量のキャリブレーションによって0.2%増加!
 
増えた容量は、ほんのちょっとですね・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
  
 
    
  
 
3.バッテリー劣化率の計算
 
ここでバッテリーの劣化率を計算してみます。
 
  
・初期状態の容量:6604mAh
  
・一ヶ月半(26回満充電実施)経過後の容量:6589mAh
  
  
以上より、バッテリー劣化率は・・・
   
  
 100ー((6589/6604)☓100)≒ 0.23(%)
 

 

過去に使っていたパソコンや携帯電話のバッテリー劣化具合から、「一ヶ月半も使えば10%ぐらいバッテリー容量が低下しているだろうなぁ・・・[バッド(下向き矢印)]と予想していました。

 

しかし、実際には「ほとんどバッテリーは劣化していない」という結果になりました!

 

これは驚き!! [わーい(嬉しい顔)]

 

今後も電池の容量劣化について折に触れてチェックしていきます。

 

 


 

 

 MacbookAirのバッテリーは充電回数に対して直線的に容量が低下していきます。極端に悪くなることがないので、電池に負荷をかけすぎないよう、電池がうまく管理されていると考えられます。

【2016年9月24日追記】 

 MacbookAir 13インチ(Mid2011モデル)を購入後、ちょうど5年が経ち、さすがに電池が劣化したので、アップルストア銀座で有償交換してもらいました。(消費税込み15,984円)

バッテリーに関しては、空にすることはまれにありましたが、通常のスリープ状態放置時はコネクターをつないで満充電にしておき、使用時はコネクターをなるべく外すようにしていました。 

CoconutBattery」のアプリを使って電池容量の記録を取っていたので、グラフ化してみました。

 

バッテリー交換その1.jpg

図1.日付と電池容量の関係

 

バッテリー交換その2.jpg 

図2.充電回数と電池容量の関係

 

手持ちのMacbookAirの当初の満充電容量が 6604mAh なので、6604×0.8= 5283mAh が500回充放電した際の容量維持率目標値になります。だいたいこの目標値程度の劣化具合です。

このペースで1000回充放電させると3962mAhが目標値なので、図2のグラフの傾向からほぼ設計通りの電池劣化傾向を示していることが読み取れます。

昔のノートパソコンは2年も使うと電池容量が極端に低下して短時間しか使えなくなるのが普通でしたが、Appleは電池制御に関して かなり厳密に管理していると感じました。

 

携帯電話のリチウムイオン電池の容量維持率の基準として「500サイクルで容量維持率80%以上」という目標値があります。AppleCare+の電池交換基準も設計容量の80%が基準です。(関連記事

AppleCare+の期間は2年なので、2年以内に500回分の充放電を繰り返さないと電池の無償交換の条件を満たしません。なお、MacbookAirのAppleCare対象期間は3年間なので、ちょうど交換するかどうか微妙なタイミング。ただし、Applecareの費用は23,800円なので、電池交換費用より約7,800円高くなります。

 

ちなみに、購入時は満充電容量が 6604mAh だったのですが、2016年9月に電池交換してみると、 7487mAh に増加していました。(約13%の容量アップ)

バッテリー単独で7時間強使えることになります。

これは嬉しい誤算[わーい(嬉しい顔)] 

 

 

afterreplacecapacity.jpg 

2016年9月にバッテリー交換後の容量(7487mAh) 

 

06initial_charge_capacity_m.jpg

 購入直後のバッテリー容量は「6604mAh」でした。

 

 

 

 


  

 

<当ブログ内 関連サイト>

 

◎ Macbook Air - 電池関連 - 

 ・ 【検証】MacBookAirの電池を長持ちさせる方法は? ~リチウムイオンバッテリー長寿命化のノウハウ~

 

◎ MacBook Air - その他 - 

 
  
   
 
   
 
 
   
 
  

 

 ・ 【実録】少ない投資でWindowsのソフトをMac上で動かしたい!〜「CrossOver Mac10」は便利! 


 ・ 【レビュー】Mac Book Air 13inchモデル(mid 2011)を買いました&おすすめの解説本

ノートパソコンの電池をできる限り長持ちさせたい!電池の劣化を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?

マックブックプロ、マックブックエアーの電池はどれぐらい持つか?

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 Macbook Airは2012年6月に新型モデルが登場したため、2011年7月発売モデル(mid2011)は大幅に値下がりしています。

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<2012年6月発売モデル> 

・11インチモデル 

・・・・・・ 
 
   
・13インチモデル
  

・・・・・・ 購入 

 

<2011年7月発売モデル> 

・11インチモデル

・・・・・・Macbook Airは2011年7月に発売されたモデルから1年を経過しない2012年6月に新たなモデルが登場。全体のデザインや液晶、キーボード、SSD容量の仕様は変わらず、CPU、ビデオカードの能力増強、USB3.0採用といった点が新たに増強されたポイント。13インチのmacbookAirの方が電池容量が大きいのでバッテリー駆動時間が長くなっています。

・13インチモデル

・・・・・・

 

マックブックエアの保護シート、フィルム、ケース、バック、マジックマウスなど 

  MacBook Airとインテルが提唱するウルトラブック(UltraBook)はどちらが買いか?電池の容量(充電一回あたりの使用時間)はMacBook Airよりウルトラブックの方が持ちがよいものもあります。