洗濯槽クリーナーでドロドロワカメの汚れがザクザク!臭い洗濯機におすすめ!
梅雨はカビの季節、洗濯の臭いが気になるのであれば、洗濯槽クリーナーによる洗浄がおすすめ!
洗濯機に洗濯物を入れっぱなしのまま気づかずに外出してしまい、しばらくしてから洗濯槽のドアを開けると
ひどい異臭が・・・
何度か洗濯してもニオイが取れないので、強力な洗剤を探してみたところ、家電メーカー製の『洗濯槽クリーナー』がいちばん効きそうな感じ。
ネットのレビューで評判が高い
日立の「SK-1」をアマゾンで購入。さっそく試してみました。
梅雨時の洗濯物で臭いが取れなくなる原因は、湿った状態で高温多湿の場所に放置したことが原因。しかし、洗濯機の洗濯槽の内壁に細菌が繁殖していると、それだけで洗濯物に悪臭が付着することになります。ドラム式洗濯機は入り口から内部が見えないので、洗濯槽クリーナーを使って徹底的に清掃することをおすすめします。
家電メーカー各社から同じ形をした洗濯槽クリーナーのボトルが発売されていますが、すべて「
ユシロ化学工業」のOEM品のようです。
「全メーカー使用可能」「防食(サビ)防止対策」の記載があります。
汚れを取り除き、カビの繁殖を抑える 効果があります。
洗濯槽クリーナーには「塩素系」と「酸素系」がありますが、塩素系の方が効果が高いようです。台所の臭いの除菌の効果について、塩素系と酸素系を比較した時も、明らかに塩素系の方がニオイを抑える効果が高い結果になりました。
ただし使用中はプールのようなニオイがするので、換気は必須。
酸性洗剤と混合すると塩素ガスが発生しますので、ご注意!
縦型の全自動洗濯機、横型のドラム型について、メーカーを問わず使えます。
以下は添付の説明書です。(クリックすると拡大します)
槽洗浄コースがある全自動洗濯機・たて型洗濯乾燥機▼1.電源を入れる 2.「槽洗浄」コースを選ぶ 3.洗濯槽クリーナーを洗濯・脱水槽に1本すべて(1.5リットル)入れる 4.ふたを閉めて、「スタート/一時停止」ボタンを押す。
【ドラム式洗濯乾燥機】1.電源を入れる(漂白作用があるので、洗濯物は入れないで下さい) 2.「槽洗浄(11時間)コースを選ぶ」(温水コースが選択可能な場合は、そちらを選んでもOK)3.「スタート/一時停止」ボタンを押す。 4.給水したあとドラムが回転し始めたら、再度「スタート/一時停止」ボタンを押して、一時停止する。 5.ドアを閉めて、直接ドラムの中に洗濯槽クリーナーを1本全て入れる。 6.ドアを閉めて「スタート/一時停止」ボタンを押す。注意:ご使用の際には、洗濯機の取扱説明書もご覧ください。
では、さっそく試してみましょう!
今回テストするのはパナソニックのドラム式洗濯機(ナショナル NA-VR1200L)。
購入してからクリーナーを使って洗ったことが一度もありません。
黒カビが発生したら、洗濯槽クリーナーでドラムを洗う。洗濯物に茶褐色や黒い汚れがつくときは、ドラムの外側に黒カビが発生しています。また、風呂水をお使いの時は、風呂水給水ホースにも発生するため、両方洗ってください。
最近の洗濯機には、洗濯槽洗浄コースが設定されています。
お湯を使うと洗浄力が高まり、かつ短時間で終了するので、「温水コース」を選択。温水コースのボタンを何度も押して、「槽洗浄/乾燥」コースにします。
洗濯機の設定画面。洗浄能力の高い温水コースを選択。
所要時間は5時間47分の表示。けっこう長丁場です。
洗浄前に内部をチェック。ドラムのフレームに怪しげな茶色の付着物が・・・
槽内にお湯を張ったあと、洗濯槽クリーナーを投入。薄黄色の液体です。
ワサワサ水をかき回して洗浄開始!
洗浄中に一時停止して扉を開けてみました。特に汚れは見えません。
強烈な塩素臭が
ムッと来ました
そのまま 洗浄→休止 を繰り返して、6時間ほど経過・・・・
・洗浄前
・洗浄後
洗浄後の内部。洗浄前(上写真)と比較して かなり きれいになりました!
・排水口をふさいで、どういう汚れが出てくるのか調べてみました。
排水口をスポンジでふさいで、汚れをチェック。
砂と一緒にモワモワした繊維状のかたまりがたくさん出てきました。これは驚きです
1回目のすすぎの後の汚物。ヌメヌメしたピロピロワカメ状の汚れです。
排水口部分についていた汚れ。
こんな感じの汚れが洗濯機の内壁に付着していたんですね・・・
梅雨時に洗濯物から発生する悪臭の原因は、洗濯に残った油脂分に細菌が繁殖して分解物を発生させるため。(好気性微生物・好気性細菌)洗濯機の内壁に細菌の塊(活性汚泥)が付着していると、いくら洗剤を工夫しても根本的な解決にはなりません。
汚れの原因は微生物由来のバイオフィルム
洗濯槽の汚れは、液体洗剤より粉末洗剤や固体洗剤を使っている方が壁につきやすいようです。
我が家はずっと液体洗剤でしたが、それでもこれだけ付着しているのですから、粉の洗剤を使っている場合はもっと激しく汚れが付着していたことでしょう。
洗濯槽をきれいにしてから、ニオイがまったく気にならなくなりました。
洗剤は一箱1000円台なのでちょっと高いですが、これでかび臭さから解放されるのですから、それだけ投資する価値はありますよ~
梅雨の季節はカビ臭が発生します。
カビ臭いニオイを除去するのに抜群の効果があった洗濯槽クリーナーを試してもまだわずかに腐った感じのニオイが取れないので、洗濯ドラム周辺のゴムパッキンをチェックしてみました。
パッキンの隙間に濡れたホコリの塊を発見!
洗濯機のカビ臭いニオイの原因は、ドラムの内側に繁殖したカビ(好気性細菌)が原因ですが、パッキンの隙間など手の届きにくい所にたまった衣類のカスが濡れてカビの繁殖源となっていることもあります。場所によっては洗濯槽クリーナーを使っても取れないので、ピンセットやピックアップツールを使ってせっせと手で取り除くしかありません。
ピンセットで中を見ると、たくさん詰まっていました。
ドンドン出てくる埃のかたまり・・・
洗濯機内部のカビの写真 ピロピロわかめ状 カビの写真 好気性菌 嫌気性菌 カビの種類
これだけ取れました!カビが繁殖して変色しています。
ゴミを取るにはピンセットを使います。スポットライトがあると便利!
これで悪臭がなくなりました!
<当ブログ内関連記事>
・【レビュー】タオルのカビ臭さ解消!アリエール サイエンス プラス7(P&G)(粉石鹸)
→アリエールの粉石けんで、臭くなったバスタオルを浸け置き洗いすると、梅雨時にありがちな「タオルの臭い」が解消されました。添加されている2種類の漂白剤が効いているようです。
いろいろと試してみて、いちばん効果のあった洗剤です。
・バスタオルの悪臭解消に「アリエール サイエンスプラス」
→洗濯乾燥機の乾燥空気が排出されるダクト内にはホコリがたまりやすく、これが湿ってカビが生えると、臭いの原因になります。こちらのサイトには、業者による修理の際に、ダクト内のホコリを取った時の写真があります。
→洗濯機と同じく汚れが原因の家電トラブル例として食洗機の修理も行いました。
洗濯槽クリーナーの汚れ落としはアルカリ性ですが、食器洗い機のクリーナーは酸性です。
【2014年1月】
ドラム式洗濯機のモーター音が大きくなったので、縦型全自動洗濯機に買い替えました。
・ 【レビュー】横型ドラム式→縦型全自動洗濯機へ買い替え(日立・ビートウォッシュ)10kgモデル