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【レビュー:子どもの撮影】Canon PowerShot S95:画像技術の進化に驚き! [キャノン パワーショットS95] [デジカメ]

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我が家で子どもの撮影のメインに使っているデジカメは、パナソニックのFZ38。

このカメラは画質や動画の撮影性能が高いものの、少し大きいので持ち歩きに不便なのが欠点。

そこで、コンパクトなサイズで主に室内で遊ぶ子どもを撮影するのに最適なカメラを探すことにしました。

コンパクトサイズのカメラは以前持っていたのですが、室内で撮影するとノイズが乗った汚い色が出てしまうのであまり使いたくありません。コンパクトデジカメは暗い室内で撮影しようとするとISO感度を高める設定に切り替わってしまい、これがノイズの出る原因となるためです。

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ネットの情報を調べた結果、キャノンのPowerShotS95が目的に合っていると判断。モデルの切り替え時期が近いためか、値段がじゅうぶん下がっていたので、近くのカメラ店で残っていた在庫の最後の一個を購入。

 

21cameras.jpg
  
 左:Panasonic FZ-38     右:Canon PowerShot S95
  
  

実際に使ってみると、ISO感度が高い状態でもノイズが乗りにくく、画面全体がすっきりしています。以下、手持ちの古いデジカメと画質を比較してみました。

室内 くらい 暗い部屋 ノイズ 汚れ きたない 色 ボツボツ ムラ 補正 DIGIC


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04lenz_canons95.jpg
   
PowerShotS95。
  
  
F2.0(広角側)の明るいレンズと、1/1.7型の大きめサイズのCCD(撮像素子)を採用。
   
  
1画素あたりの光量を増やすと共に、高感度撮影時のノイズを低減する映像エンジン「DIGIC」を組み合わせた「HS SYSTEM」が特徴。
 
要するに、「撮影時にCCDにたくさん光を取り入れる」と同時に、「撮影画像のデータを処理する際にソフトウエアでの処理をしっかり行う」ことにより、2段構えでノイズを抑えるという設計思想です。
  
   
これまでのデジカメは、とにかく画素数が多いことを強調してきました。いまはコンパクトタイプでも1400万画素のモデルが普通です。画素数競争
あえてその流れに逆らい、「画質を優先させるために、画素数を下げて単位画素当たりの面積を増やす」という決断をしたキャノンに拍手を送りたい!!
  
現在販売されているカメラのCCDは1/2.3型の小さいCCDを搭載するモデルがほとんど。(電気屋のデジカメコーナーのスペックを比べるとすぐに分かります。)
   
これより大きいCCDを持つ他社のカメラは、1/1.63型CCDを搭載するオリンパスのXZ-1パナソニックのLX5ぐらいしかありません。
  
  
生産量の少ない1/1.7型CCDを選ぶということは、CCDの調達コストが高くなることも意味します。それだけに、画素数を下げる決断は難しかったと思うのです。

    

     


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 【室内撮影時の画像比較】

このカメラはCCDの1000万画素のCCDを使っています。そこで、同じく1000万画素の手持ちのコンパクトデジカメ(Casio EX-Z1000:2006年5月発売)と、室内撮影時の画像を比較してみました。

   

07comp.jpg
   
左:PowershotS95(2010年8月発売)   右:EX-Z1000(2006年5月発売)
  
  
比較対象のカメラはS95より4年前に発売されたモデル。
その違いはいかに・・・?
  
   
   
   
  
◎例1:子どもの撮影
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 夕方の室内で動きまわる娘を撮影。ポーズは違いますが、同じタイミングで撮影。
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18comp_child.jpg
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 パッと見た印象でも、肌の色の違いは歴然・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
  
  
  
20property.jpg
 
上の比較写真の撮影データ。どちらもオートで撮影。
絞りは若干違いますが、どちらもシャッター速度は1/40。
 
   
   
  
  
 
19comp2_child.jpg
 
圧縮なしで切り出した画像の比較。
(クリックすると拡大します)
  
  
Canonの方はISO800と感度が高めになっていたので、もう少しノイズっぽい画面になるかと予想していたのですが、かなりなめらかな肌の仕上がりになっています。
Casioの方は壁・肌・髪といった場所によらず、緑や紫のノイズがポツポツ乗っているのがわかります。
  
   
これだけ差がはっきりしてしまうと、「このカメラを買って正解~[わーい(嬉しい顔)]とつくづく思いました。
  
デジカメ技術の進化はすごい!
 
  
   
   
  
  
◎例2:薄暗い室内での撮影
   
 外の陽が落ちて薄暗い室内での撮影能力を比較してみました。
 
  
16darK_comp1.jpg
  
リモコンの画像比較。
  
カシオと比較してキャノンのS95はホワイトバランスも適正でノイズ感が低い仕上がり。
   
  
  
 
17dark_comp2.jpg
  
同じ部分の拡大比較。ノイズ感が全然違いますね~[わーい(嬉しい顔)]
なお、キャノンS95の方はISO-1250の設定でした。
  
  
  
  
  
  
  
カシオEX-Z1000の方は、欠点ばかり指摘してしまいましたが、このカメラは屋外の風景撮影では十分な描写能力があり、晴天下の撮影ではS95と大きな差を感じません。
 
参考までに、EX-Z1000を使って最近撮影した磐梯山の画像を載せておきます。
   
  
  
    
23bandaisan.jpg
 
「磐梯山」  2011年8月7日 7:10  (撮影:Casio EX-Z1000)
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f/5.6 1/320秒 露出補正 -0.3
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(クリックすると拡大します)
  ニコン(Nikon) > COOLPIX P300 SONY(ソニー) > サイバーショット DSC-HX9V (B) [ブラック] 
 リコー(RICOH) > CX5 [ブラック] . 富士フイルム(FUJIFILM) > FinePix X100 .FinePix F300EXR [シルバー] .
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っb  
  

   
   
   
   
06back2_canons95.jpg
   
   
  
さて。
   
S95をしばらく使ってみた印象として、手ぶれ補正がかなり効いて室内でもシャープな撮影ができる点が気に入りました。
  
何も考えずにシャッターを押したい妻は「AUTO」モードで、露出やISOを頻繁に切り替えて撮影したいわたし(夫)は「P」モードや他のモードに切り替えて使う・・・といったことが可能な懐の深さもこの機種の魅力。

 

それにしても、デジカメの技術の進化には驚かされました[あせあせ(飛び散る汗)]

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雰囲気を出すために、ストロボを使用しない。ノイズはCCDサイズが小さいほど発生しやすい。


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 ・関連サイト

  ・Canon PowerShot S95 (公式HP)

  ・Canon Power Shot S95(プレスリリース)

  ・デジタルカメラの選び方(価格.com)

デジタルカメラ 子供撮影術 デジカメ選び 購入 ポイント子供を撮るにはどんなカメラがお勧めですか


 

   
 <Amazon>
  
Power Shot S95はアマゾンでは在庫がなく、しばらく「1~2ヶ月待ち」の表示が出ていました。
 
最近は在庫が入ったようで、即日発送対応になっています。
わたしは 3万1千円強 で購入したので、さらに安くなっていますね[あせあせ(飛び散る汗)] 
  
海外では後継機のPower Shot S100(センサーがS95の10MピクセルCCDからS100では12MピクセルのCMOSに変更されています。) が発表されました。日本ではまだ未発売ですが、もし発売されるのであればS95は生産中止になるので、今のうちにS95を手に入れておいた方がよいかもしれません。
   
(2011年9月25日追記)
  
   

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 ・ 1画素当たりのCCDが大きなコンパクトデジカメ

   

  

      

   

 

 

 

   

   

   

 


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