ZOOM ハンディーレコーダー H2の録音ファイル・音楽ファイル・録音方法および動画の紹介。ポール・サイモン「アンジー」の動画あり。
オカリナ教室を主催している母に誕生日プレゼントのリクエストを聞いたところ、「ズームのH2をお願い!」と返事が来ました。
2007年にプレゼントとして贈ってから、生徒さんや自分自身のオカリナ演奏の録音に使っていましたが、最近は真ん中の録音ボタンが反応しなくなって困っていたとのこと。
アマゾンで価格を調べると、15000円を切る価格になっていたので、新品を買うことにしました。(ちなみに3年前の購入価格は 23000円 でした。ずいぶん安くなったものですね~)
「この価格帯のレコーダーは、どの程度の音質なんだろう?」と興味があったので、我が家でテストしてから母へ贈ることに。
パッケージ。発売当初と変わっていません。
特典でシリコンのパッケージがついている商品にしました。
同梱品。説明書、ケーブル、アクセサリー、1GBのSDカードなど。
単三電池2本で作動します。エネループを入れました。
手持ちの外部マイクを取り付けたところ。プラグイン・パワータイプに対応。
本体を録音専用にして別マイクから録音する使い方もOK。
すぐに録音して音量を確かめたところ、音が小さかったので「なぜ?」と思って調べてたところ、マイクゲインのスイッチが「L(最小)」になっていました。
音質テストのために、アコースティック・ギターの録音を行うつもりだったので、スイッチを「M」に変更。小さな音や屋外の録音を行うのであれば、より感度の高い「H」に切り替えます。
レコーダーの使い勝手で自分が一番重視しているのが、『録音レベル調整』。
H2では録音待機状態で音をモニターしつつ、ボタンを押すだけで簡単にレベル調整ができます。
アコースティック・ギターを録音する場合、「ガッ!」と弦を強く弾いた際にかなり録音レベルが上がってしまうため、レベル調整が不適切で録音レベル以上の音が来た場合には『プチッ!』といや~なノイズが入ってしまいます。よって、録音前にポンポン音を出しながら、最大音量に対してやや余裕を持ったレベルになるよう調整します。
レベル調整中の画面。
【ソロギターの録音テスト】
ギターのインストロメンタル曲(ポール・サイモンの「Anji」)をH2で録音してみました。同時に動画も撮影し、録音ファイルと動画の画像ファイルを組み合わせて動画ファイルを作成し、YouTubeにアップロード。
<録音条件>
・H2をマイクスタンドに設置。弾き手からみて左斜め前方から音を拾うようにセット。
・設定:2チャンネルモード(Front 90°)
・音質:Wav 44.1kHz/16bit(CDと同じ音質に設定)
<動画作成>
・音楽ファイルはSoundEngine(無料ソフト)で音量のみ調整。エフェクター効果なし。
・画像ファイルは、ハンディカムで演奏時に同時撮影したものを使用。
<セッティング>
・寝室で録音。残響を抑えるため、床一面に布団や毛布を敷き、さらに壁際にも洋服掛けを置いて音の反射をカット。
<音の印象>
ネットのレビューを見ると、H2は中高音が目立つような印象を持ったので、低音域の音を強調するためにやや近目にマイクをセット。しかし、結果はそれほど低音域が強いわけではなく、適度に低音が出た控えめでクリヤーな音に仕上がりました。
さらに低音を強調したいのであれば、マイクを弾き手に対して右手斜め下方にセットすることになると思います。
自分としては、ここで得られた音源にうっすらとリバーブをかけたぐらいが好み。今回は録音テストなので、リバーブのようなエフェクターは使わず、音量を高める処理のみ行いました。
下にアップしたYouTubeの動画では、画像処理の関係で音源が圧縮処理されるため、高音域がすこし濁った音になっています。実際にはもっとカチッとしたクリヤーな音ですよ~。
【ズーム H2 録音テスト(ギターの録音)】
音質の比較として、動画撮影したハンディカムの音をそのまま使った動画もアップしました。いかがでしょうか?
【比較用】ハンディカムで録音した音
<参考サイト>
・H2 Handy Recorder(ズームHP) :今回紹介したモデル。
・H1 Handy Recorder(ズームHP) :同価格帯の録音機。2010年発売。
→ソロギターの録音なら、こちらのモデルもおすすめ。
<関連記事>
・【無料ソフトで録音ファイルを編集】サウンドエンジンによる音量調整
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・録音関連本
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