【レビュー】エリック・サティとウィンダムヒル 〜 MacBook Airに似合う音楽 〜 [MBA購入 その7] [MacBookAirを買ってみました]
アップルappleのMacintosh,MacBook Air、iPod、iPad、iPhone、Mac Bookに似合う音楽
スティーブ・ジョブズとウィル・アッカーマン
近年のアップル製品の中で、とりわけデザインのシンプルさが際立つ「MacBook Air」。
2011年10月5日に56歳でこの世を去ったスティーブ・ジョブズの「こだわり」がひしひしと感じられるノートパソコンです。
本当に必要な機能を残し、それ以外のものは潔く切り捨てたデザイン。
パソコンとしての機能を十分に満たしつつ、一方で手頃な価格という魅力も合わせ持つ「MacBook Air」は、使えば使うほど愛着が湧いてくる道具だと思うようになりました。
MacBook Airを使いつつ、BGMとして聴いてみたい音楽はなんだろう・・・つらつら考えていたところ、NewAgeミュージックのはしりである「Windham Hill(ウインダム・ヒル)」を1976年に設立したアコースティック・ギタリスト「ウィル・アッカーマン」の名前がふと思い浮かびました。
「ウインダム・ヒル」レーベルの音楽は、シンプルで落ち着いたアコースティック・ミュージックが中心。どことなく大人の雰囲気が漂うMacBook Airに合いそう。
ウィル・アッカーマンと先日亡くなったアップル設立者のひとりであるスティーブ・ジョブズはともに若い頃にシリコンバレー周辺で活動していたということを知っていましたが、くわしく調べてみると他にもふたりの共通点があることに気がつきました。
1.「養子」・・・生い立ちと育った環境
ウィル・アッカーマンは1949年にドイツで生まれて孤児となり、アメリカ人の大学教授の夫妻に引き取られてカリフォルニア州のパロ・アルトで育ちました。
一方、スティーブ・ジョブズは1955年生まれ。生まれてすぐに養父母に引き取られて育てられています。
ふたりとも「養父母に育てられた」という生い立ちが共通しています。さらに、スティーブ・ジョブズが亡くなった自宅は、ウィル・アッカーマンが生まれ育ったパロ・アルト。
実の親の愛情を知らずに育ったという生い立ちと「パロ・アルト」という土地が持つ空気が、ふたりを「シンプルさ」の境地へと向かわせたのでしょうか?
2.「1976年」・・・ウインダム・ヒル・レコードとアップルの設立
ウィル・アッカーマンは地元のスタンフォード大学を中退後、大工になり、その後友人たちに促されてソロ・ギターによるファースト・アルバムを1976年にレコーディングしています。同時に、自身の音楽レーベル「ウインダム・ヒル」を立ち上げました。ウインダムヒル・レコードの所在地もパロ・アルトとなっています。
同じく1976年4月、スティーブ・ジョブズはスティーブ・ウォズニアックとアップル・コンピュータを設立。最初の製品「Apple Ⅰ」を発売。
二人とも1976年にそれぞれ音楽とコンピュータのキャリアをスタートさせています。
3.「シンプルさ」へのこだわり
ウィル・アッカーマンが特に強く影響を受けたアーティストはエリック・サティ。
ウィルによるエリック・サティに対する言葉を拾ってみると・・・
「わたしにとってエリック・サティ以上の意味を持つ音楽は存在しない。」
「とにかく純粋なんだ。絶対にエッセンシャルなもの以外はすべて除かれている。だから、彼はたった1つの音で数々のリフなんかよりもずっと多くの意味を伝えることができるんだ。しかも心にしみわたるものをね。」[1]
「サティの音楽の優れたシンプリシティ(簡潔さ、単純さ)が好きだ。彼の音楽はコミュニケートする力強さを持っているし、エゴを持っている。人と競争するためのエゴではなく、わたしはこういう音楽でやっていくというエゴ。その本質・・・」[2]
[1]The Acoustic Guitar 2 (1994)リットーミュージック
[2]エリック・サティ ピアノ作品集/ビル・クウィスト (Windham Hill Records)
一方のスティーブ・ジョブズ。
彼が手がけた製品は、見た目も使い勝手も「シンプルさ」へのこだわりが強い製品ばかり。
ウィルによるエリック・サティへの賛辞の根底に流れている哲学は、そのままアップルの製品にも当てはまると思いませんか?
・・・というわけで、MacBook Airで作業をする時は、ウインダム・ヒルの音楽をかけることが多くなりました。
なかでもウィル・アッカーマンがプロデュースした「エリック・サティ ピアノ作品集」は実にしっくりきますね〜
音楽でアップル (Apple)といえばすぐに連想するのがビートルズ。昔のビートルズのレコード盤には真ん中に緑色のリンゴの写真が載っていましたし、ビートルズが設立したレーベルは「Apple」でした。MacBookAirのイメージに合うビートルズのアルバムは、ジャケットが真っ白な「ホワイトアルバム」でしょうね。でも、音楽的なところではマックブックエアーとそれほど合わないように思えます。リンゴ・スター
◎エリック・サティ・ピアノ作品集(ビル・クウィスト)
家具の音楽 BGM アンビエント
他にも、おすすめしたいアルバムを紹介させていただきます。
◎イマジナリー・ロード(ウィル・アッカーマン)
ウイル・アッカーマンの数あるアルバムの中から一枚選ぶとすれば、「イマジナリー・ロード」。
特にお気に入りは1曲目。やさしいギターの音色は、おそらくマーチンの小型ギター(パーラーギター)によるものだと思います。
◎エアリアル・バウンダリーズ(マイケル・ヘッジズ)
ウインダム・ヒル出身のギタリストとして外せないマイケル・ヘッジズ。このサウンドもMacに合うと感じます。
彼がウィル・アッカーマンに初めて出会ったのは、パロ・アルトの「The Varsity Theatre」。ここはスティーブ・ジョブズが亡くなった自宅から1.5kmほどしか離れていません。
◎思い出のサン・ロレンツォ(パット・メセニー・グループ)
休みの日の朝、寝起きでパソコンをつけた時に聴きたくなるアルバム。
「白いジャケット」というのもMacBook Airに似合うポイント。
◎ケルン・コンサート(キース・ジャレット)
こちらは夜中に聴きたくなる一枚。
特に「Part 1」は音楽という次元を超えた作品だと思います。
<関連サイト>
<Palo Alto(パロアルト)の周辺地図>
スティーブ・ジョブズがマッキントッシュを開発するきっかになったとされる「Alto」に出会った場所。
ストリート・ビューで周辺の様子がみられます。
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<当ブログ内 関連サイト>
◎ Macbook Air - 電池関連 -
・ 【検証】MacBookAirの電池を長持ちさせる方法は? ~リチウムイオンバッテリー長寿命化のノウハウ~
・ 【経過報告】MacBook Air:一ヶ月半使用後のバッテリー劣化状況を調べてみると・・・
◎ MacBook Air - その他 -
・ 【実録】少ない投資でWindowsのソフトをMac上で動かしたい!〜「CrossOver Mac10」は便利!
・ 【レビュー】Mac Book Air 13inchモデル(mid 2011)を買いました&おすすめの解説本
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13インチのmacbookAirの方が電池容量が大きいのでバッテリー駆動時間が長くなっています。
<13インチ>
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マックブックエアの保護シート、フィルム、ケース、バック、マジックマウスなど
2011-10-29 21:24