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【レビュー】プラチナ 超微粒子 水性顔料インク ブルー を使ってみました [万年筆]

プラチナ製顔料インク「顔料ブルー」のインクフローをチェック。色落ちがなく、落ち着いた色で飽きが来ないブルーインクだと思います。

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◎プラチナ 超微粒子 水性顔料インク ブルー (Platinum Pigment Blue)

2009年4月中旬に発売されたばかりのブルーインク。このインクの特長は、現在の万年筆で一般的に使われている染料インクではなく、耐久性の高い「顔料インク」を使用している点。

通常のインクには「染料インク」が使われています。染料インクの欠点として、時間が経つと色が薄くなるということが挙げられます。

実際にどれぐらい変化するのか、自分が過去に使っていたノートを押入れから探し出してきて調べてみました。

 

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上の写真は、パイロットのブルー・ブラックでコクヨのノート(中性紙)の右上に万年筆で書いた日付の筆跡。「970102 1605」は 1997年1月2日16:05 を意味するので、約12年半前に書いたもの。 比較として、同じインクで色付けした紙を下半分に置いています。

写真を見ると、たしかに色が薄くなって色の彩度が落ちているのがわかります。

このノートは積み重ねて置いてあったので、直射日光にはほとんど触れていないのですが、それでもこの程度の劣化が起こるようです。

「顔料インク」は長期保存時にこのような変化が起こらないよう、耐久性の高い顔料を使用しています。

 

プラチナの顔料インク・ブルーの特長は以下の通り。

 

 ◎ 耐水性が高い(乾燥後に濡れてもにじみにくい)

 ◎ 耐光性が高い(長期保存後の色劣化がない)

 ◎ 字が鮮明

 ◎ 速乾性がある

 

個人的には、これに加えて「ペン先の滑りが若干なめらかになる」という効果もあると感じています。万年筆で字を書くことが楽しくなるインクといえますね。

 

これまで発売されていた顔料インクは、顔料にカーボンブラックを使用した黒色のものしかありませんでした。(セーラー万年筆「極黒」プラチナ萬年筆「カーボンインク」など)

黒色はわたしの好みではないので、これまでは顔料インクを使おうという気は起こらなかったのですが、このたびプラチナから青色の顔料インクが発売されたので、さっそく試してみたところ、なかなか好感触。

メインの万年筆であるプラチナ#3776に入れて毎日使っています。

 

色調は落ち着いていて地味な青。

日本画に通じるものがあり、日本製のプラチナのインクにはこういうトーンが似合います。

 インクの比較 プラチナ顔料ブルー ナノインク 超微粒子 アウロラ ブルー エルバン ビオレパンセ ヴィオレパンセ ラミー ブルー インク粘度 酸性度 ヌラヌラ

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手持ちの青系インクの色見本

   


 

顔料インクは乾燥すると簡単に固まった除去できずペン先で詰まってしまうため、他社の一般的な万年筆インクとは異なり、箱の裏側には詳細な注意書きがあります。

 

他のインクと違って気軽に使うわけにはいかない・・・という雰囲気をかもしだしています。染料系インクにはない、もうひとつの特徴でしょう。

 

実際に使っていて、インク切れのためペン先が乾いた状態のまま数日間放置してしまったことがあります。

「まずい、ペン先が固まったか・・・?」と冷や汗をかいたのですが、インクを何回か入れたり出したりしてから使ってみたところ、以前と同じ感触で特にインクフローが悪くなることはありませんでした。 

念のため、インクを補充する際は3回ほどインクを出し入れして、インクの通り道をインクで共洗い(ともあらい)しています。

 

毎日ノートの筆記用にこのインクを使っています。落ち着いたブルーで、使えば使うほど味わいが感じられる色・・・という印象。保存後に色が変わらないというのも魅力ですね!

 

 

(2012年6月 追記) 

使い始めて3年近く経ちました。今では他のインクに浮気することがなくなり、このインクのみ使っています。購入したインクボトルは3本目に。

キャップさえしていれば、一週間以上放置しても固まることはありません。常用の万年筆につかうのであれば、あまり神経質にならなくても大丈夫だと思います。 

 

 


 

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◆ 箱の裏書き ◆

 特 長
●プラチナの顔料ブルーは、超微粒子なので筆記がスムーズです。
●顔料ブルーインクは、超微粒子顔料インクを使用していますので、耐水性、耐光性に優れ鮮明です。筆記の永久保存などに最適のインクです。但し、水溶性ではない為、一度乾燥すると再び溶けないので、万年筆に使用する際は、メンテナンス等の注意が必要です。

使用方法
●超微粒子顔料ブルーインクは、万年筆・ペンなどの筆記用インクです。筆記以外の使用はご遠慮ください。
●インクを変更する場合は、化学変化が生じますのでペン先(ニブ)・カバー・ペン芯内部を水洗いしてください。
●ご使用後は、ビンのキャップをしっかり閉めてください。

万年筆のメンテナンス
●インクは、水分が蒸発して固まりますので使用時以外は、キャップを閉めてください。
●少しでも書き味が悪くなった場合は、ペン先を水に浸けてから柔らかい布なので拭いてください。
●暫く使用しなかった万年筆やインクの出が悪い時及び一ヶ月に一度位は、ペン先をぬるま湯に入れ1日か2日浸してください。その後、水道の水で、インクの色がなくなり、きれいな水だけが流れてくるまで洗い流し、最後に乾いた布などでやさしく包むように拭いて水気を取り除いてください。
●キャップを取って放置しないでください。一度インクが詰まると乾燥し完全分解掃除が必要です。

 

 


 

 

2016年4月17日 追記

 

久しぶりにインクを買い足したところ、インク瓶吸入補助具(リサーバー)が追加されていました。

これまでは、インクが少なくなると斜めにペンをズボッと押し込んでいましたが、このリサーバーがあれば、インク量が少なくなってもペンを真ん中に立てた状態で吸引できます。

通常の状態でもインクを入れやすくなりました[手(グー)] 

 

 

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中央に入っているプラの部品がリサーバー

 ■インクビン吸入補助具(リザーバー)使用方法◆インク残量約5CCまでリザーバーの使用が可能です 

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リザーバーを使ったインクの入れ方

1.インク瓶キャップがしっかり閉まっていることを確認します。2.キャップをしっかり締めたことを確認したあと、インク瓶をゆっくり逆さまにしたあと、戻してください。3.インク瓶を元に戻すと、リサーバーにインクがたまります。4.インク瓶キャップを外し、液面を確認後、ペン先がリサーバーの中に止まるまで入れてインク吸引を行ってください。 


 

【製品仕様】

 超微粒子 水性顔料インク ブルーインク

 品番      INKG-1500 #60ブルー

 価格     1,575円(税込み)

 製品仕様  ビン入り

 容量     60cc

 

 

   

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  • 出版社/メーカー: プラチナ萬年筆㈱
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